国立国際医療研究センターの忽那賢志先生がこの件についてコメントを出されています。とてもわかりやすい解説です。

私も色々調べてみました。

BCGを定期接種にしている国と、COVID-19の症例数と死亡数が少ない国との間に相関関係が見られる、という論文がmedRxivに掲載されています。

確かに、BCGを定期接種にしている国(日本、中国、韓国、香港、シンガポールなど)は感染者が少なく、接種をしていない国(イタリア、スペイン、米国、フランス、英国)は多いように見えます。中国は、もともとの発生源で感染者は多かったですが抑制コントロールできているようです。ドイツも少ないけどどうなの?とか例外もありますが傾向としては間違いではないように思えます。

そもそもBCGとは牛型結核菌を弱毒化したもので結核の予防ワクチンです。それがなぜCOVID-19に効くのか?

これは実はまだわかっていません。自然免疫を高めるのではないかとは一説に言われています。あとは私見で証拠はないですが、免疫現象のエピトープスプレッティングが起こっているのかもしれません。ある抗原(病原体)に反応する抗体が全く別の病原体の一部(エピトープ)が似ているためにそちらにも効果を示すという現象です。

オーストラリアで臨床試験が始まったようです。興味を持つ試験ですが、私たち日本人はBCG打っていても感染者出てきているので注意継続が必要です。でももし本当に効くなら皆さんツベルクリン反応して陰性か弱陽性程度なら再度BCG接種してもいいかもしれませんね。