コロナウイルスに打ち勝つために 〜唾液力編〜
今朝はちょっと蒸し暑かったですね。これから少しずつ暖かくなるのでしょうが、蒸し暑いのは少々厄介です。蒸し暑いと朝起きた時喉がカラカラしています。そのため朝起きたらコップ1杯の水を飲むようにしています。クリニックのスタッフに教えてもらったのですがこれ結構オススメです。彼女いわくにっこりしながら飲むのが大事なんだそうです。モチベーションも同時に上げてくれるので(笑)。
でもなんとなくいい感じがします。(なんや。なんとなくかいな。by スタッフ)
特に寝ている間に結構汗をかいて脱水傾向にあるため朝一番のコップ1杯の水はその日の体調に好影響なのが最もオススメする理由です。
でもおススメする理由はそれだけではありません。唾液力に関わるからです。
そもそも喉がカラカラしないで潤っている状態。これが当たり前のように思うんですが、実は巧妙な調整がなされています。それが唾液分泌調整です。
唾液は1日約1リットルから1.5リットル分泌されています。尿、涙も同じぐらい産生されています。結構な量ですね。ですから脱水になると唾液量減少するのでしっかり水分を補給する必要があるわけです。唾液を分泌するのは唾液腺というところで大唾液線と小唾液線というのがあって分泌調整をしているようです。
その構成成分は約99%は水分で残りの成分に大切なものが含まれています。その中でとても重要なものが抗菌因子と言われているものです。
リゾチーム、ラクトフェリン、ペルオキシダーゼ、分泌型免疫グロブリンAなどです。唾液量減少するとこれら抗菌因子も減少して抵抗力が落ちる可能性があります。
新型コロナウイルスは咽頭の壁ではなく唾液の方にウイルスがたくさん存在するという報告が少し前にありました。それであれば唾液力を高めることでウイルスを抑える力を持つことができるのではないかと思います。
実は唾液の抗菌因子を高める方法があります。いわゆる唾液力アップです。
前述のコップ1杯の水を含めた脱水予防、有酸素運動(特に20分程度の早歩きで効果が証明されています。)、納豆やヨーグルトなど発酵食品、食物繊維の摂取だそうです。少し前にブログで紹介した腸内細菌と同じ傾向にあるようですね。マスクも口腔内の潤滑を保つため唾液力アップに有用だと思います。
注意点として唾液分泌には日内変動がありまして一般的に夜になると減少します。ですから夜中の唾液力は日中より劣る可能性が考えられます。寝る前のアルコール入りマウスウオッシュでのうがいや丁寧な歯磨きなどの口腔ケアや室内の湿度調整、マスクしての就寝も有効だと思います。
唾液力を上げてコロナ感染を抑えましょう!