新型コロナウイルスが出現してきた意味を考える
ようやく関東圏も自粛解除の方向に進んできました。もう一息ですね。
でも手放しで喜べないところもあります。報道で見たのですが劇場の観客席が一見ガラガラなのに満席という状態になっています。これからもいわゆるソーシャルディスタンスが継続されていくことでしょう。これはコロナ以前とは違って人と人との距離が生じてしまい寂しいです。スポーツ観戦もみんなで肩を組みながら応援するという光景がいつ再開できるか不明です。不安が解消されるまでまだ時間がかかるかもしれません。
新型コロナウイルスはまさに私たちの生活スタイルを一変させてしまいました。
一体どうして新型コロナウイルスが出現してきたのでしょうか?
昨日さだまさしさんがテレビで言っていました。
「嫌いな人から離れるのはわかる。でも今回のウイルスのために好きだから離れることになった」
なるほどその通りだなあと思いました。
確かにウイルスの蔓延で他人に感染させないように振る舞うことから「好き」という意味や「人との繋がり」をもう一度考えさせられたように思います。
研究の世界で「ノックアウト」もしくは「ノックダウン」という手法があります。これはある遺伝子を取り去るあるいは機能を抑えるという手法です。これによってその遺伝子の働きがわかります。なくすことでわかる。
世の中でも失って初めて大切なことがわかることってありますね。
引き離されたり失われてその大切さがわかる。さださんの言葉を聞いて今回そんなことが少しわかったような気がします。
新型コロナウイルスはそんな「好き」や「繋がり」の大切さをわからせるために現れたのでしょうか?亡くなられた方やご苦労されている方々にはそんな悠長なお話ではなく大変でいらっしゃると思いますので申し訳ない解釈かもしれません。それに非科学的なお話で恐縮です。でもそのように捉えるのも一つではないかなと思います。このウイルスの出現によって、皆さんも人との繋がりや好きということをもっと大切にしていくためにどうしていくか考えていく良い契機にするのはどうでしょうか?
私はさしあたって見知らぬ人にもできるだけ挨拶しようかなあと思っています。不気味がられないように細心の注意を払いますが!