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スタチンで活動性結核のリスク低下
台湾のグループがスタチン(コレステロール低下薬)で活動性結核のリスクを低下させるという報告をしました(MedicalTribune).
報告はThoraxという雑誌に掲載されました。呼吸器の世界では名のある雑誌です。
本グループはスタチンの使用を現在の使用、最近の使用、過去の使用、年90日を超える長期使用の4タイプに分類して検討し、全4タイプで活動性結核リスクの低下を疫学的に明らかにしました。
あくまでも後から調査するやり方なのでそのメカニズムや信頼度は高くありませんが、とても興味のある結果です。
結核は日本で今でも年間約2万人程度の新規発症があります。このポピュラーな薬が役に立つならとても心強いですね。