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紅麹問題について
今ニュースで紅麹問題が巻き起こっています。
そもそも紅麹というのは何でしょうか?
紅麹菌という細菌が産生するコレステロール抑制作用のあるモナコリンKという成分が注目されたようです。
また紅麹の発酵過程で産生されるGABAが血圧を下げストレスを緩和する可能性もあると言われていたそうです。
確かにこういった情報を見るととても魅力的なサプリメントに思えますね。
しかし腎機能障害を起こす成分が含まれたいたのではないかと騒がれています。紅麹に関連する腎機能障害成分はシトリニンです。これは含まれていないという話です。では何が悪さしているのでしょうか?
調査の結果を待たなければいけませんが今回の問題では相当な腎機能障害成分が含まれていたことになります。
サプリメントの場合薬剤とは違って臨床治験等も十分行われないですし注意が必要ですが、なかなか対策が難しいです。
容易に入手できるからこそ注意する必要がありそうです。今回のポイントは「菌」からの産生成分というところです。単なる化学成分ではないところです。予期せぬ成分が産生されたことを考えると産生型成分のサプリメントはより注意が必要ということでしょうか?
こういった場合にはかかりつけ医での検査や定期検診をしっかり受けた方が良いようです。