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インフルエンザはなぜ冬に流行るの?
12月中旬から急激にインフルエンザに感染している患者さんが増えています。ワクチンを打った方でも感染しているケースもあります。やはりインフルエンザウイルスの感染力は強いです。
でもなぜこの冬にインフルエンザが流行るのでしょうか?
まずインフルエンザウイルスの特徴として乾燥に強いというところがあります。また湿気が多いと空気中の水分でウイルスは地面の方に落とされて吸い込み量が減る一方乾燥していると空気中に漂う量が増えるのでそれだけ吸い込む量が増えるとされています。
また私たち人間側も乾燥すると粘膜の粘液が減少して感染防御が弱まりますし、そこに気温が下がると粘膜細胞の血流が減ってやはり粘液産生量が減少してしまうようです。
さらに一説には日照時間が少なくなるとビタミンDの生成量も減少してこのビタミンDは免疫活性力を上げるのに重要なものなので免疫力が落ちてしまうことも一因だそうです。
何れにしてもマスクをして喉の乾燥を防ぐとともに手洗い、うがいは良く行うことが大切です。